刃牙（バキ）ファン必見！作中で登場するウイスキー銘柄トリビア

『刃牙（バキ）』は、花山薫や烈海王、死刑囚ドイル、範馬勇次郎など、漫画やアニメの中で登場するキャラクターが愛飲する様々なお酒の名称です。

花山薫が好むのはワイルドターキー、烈海王とドイルがバーで楽しんだのはアードベッグ、範馬勇次郎はジョッキで一気飲みしたのはポートエレンという銘柄なんです。

それぞれのお酒はキャラクターの個性や魅力を表現するキーポイントともなっています。


 

『刃牙（バキ）』とは？

『刃牙（バキ）』は板垣恵介氏によって描かれた漫画シリーズであり、1991年に連載が開始された『グラップラー刃牙』から始まります。

その後、『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』など、シリーズは数作続いており、2023年からは『刃牙らへん』が連載されています。

このシリーズはアニメ化もされており、特に『範馬刃牙』は「地上最強の親子喧嘩編」という章までアニメ化されました。


物語の中心には、地下闘技場のチャンピオンである範馬刃牙と、史上最強の生物と称される刃牙の父親である範馬勇次郎の戦いが描かれています。

この戦いには多数の魅力的なキャラクターも登場し、様々な戦闘が繰り広げられます。


作品の魅力の一つは、板垣氏の独特の画風による重厚な戦いの描写です。

また、ファイターたちの食事シーンも注目されており、特に飲酒のシーンが頻繁に描かれます。

『刃牙道』では、範馬勇次郎が実践柔術家の本部以蔵に対して最高級のコニャックに安物のキャンディーが合うと語り、キャンディーをかみ砕きながらコニャックを飲むシーンが話題となりました。


なお、刃牙シリーズにはコニャックだけでなく、実際に存在する複数のウイスキーの銘柄も登場します。

このため、ファンは作中に登場するウイスキーを実際に試飲することもできるのです。
 

花山薫が愛飲するワイルドターキー

花山薫は、日本の漫画『範馬刃牙』シリーズで人気のキャラクターであり、彼の愛飲するウイスキーとしてワイルドターキーが描かれています。


ワイルドターキーは、アメリカのケンタッキー州で製造されるバーボンウイスキーのブランドです。

花山薫のキャラクター設定や戦闘スタイルからも、ワイルドターキーが彼にぴったりのウイスキーとして選ばれているのがわかります。


ワイルドターキーの特徴は、力強くパンチのある味わいでありながら、どこか優しい甘みも感じられることです。

花山薫の風格や性格ともマッチしており、彼の人格とウイスキーの味わいが重なり合っています。


ワイルドターキーの中でも、花山薫が主に愛飲しているのは8年熟成のものとされており、その価格も手頃で購入しやすいです。

そのため、刃牙シリーズのファンや花山薫のキャラクターに憧れる人々にとって、ワイルドターキーはおすすめのウイスキーとなっています。


また、作中にはワイルドターキー以外にも、花山薫がフォアローゼズという別のバーボンも飲んでいるシーンがあります。

フォアローゼズもワイルドターキーとは異なる味わいを持っているため、興味がある人はぜひ試してみることをおすすめします。


花山薫の愛飲するワイルドターキーは、彼のキャラクターと相まって魅力的な存在として描かれており、作中でのシーンも多く登場しています。

そのため、ファンの中には、花山薫のように豪快にラッパ飲みする姿に憧れる人もいることでしょう。
 

烈海王と死刑囚ドイルがバーで飲んだアードベッグ

『バキ』の「最強死刑囚編」のエピソードでは、烈海王とヘクター・ドイルが偶然の出会いからバーでウイスキーを飲む場面が描かれています。

この場面で烈海王に振舞われたウイスキーがアードベッグです。


アードベッグは、非常にクセのあるウイスキーであり、燻製を思わせるような強いスモークが特徴です。

イギリス出身であるドイルは、自分の故郷の酒としてアードベッグの魅力を語ります。

初めて飲んだ烈海王は、アードベッグが注がれたグラスをしかめっ面で見つめています。


ウイスキー好きであれば共感できるかと思われるアードベッグのクセのある味わいは、アイラウイスキーの特徴と言えます。

このエピソードにおいても、アードベッグが分類されるアイラウイスキーの魅力が描かれています。


また、物語全体の流れや烈海王のキャラクターにも通底する要素として、アードベッグはバキシリーズを象徴する銘柄と言えるでしょう。

刃牙シリーズもクセのある絵柄で、好き嫌いが分かれる作品でありながら、ハマればヤミツキになるという共通点があります。


烈海王の名台詞である「わたしは一向にかまわんッッ」を発する瞬間に、戦いの火蓋が切られるというシーンも印象的です。

この明言をもとに、烈海王の外伝作品である『バキ外伝烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』が発売されています。


バキシリーズの世界では、緊張感と闘志を醸し出すアロマティックなウイスキーであるアードベッグが、キャラクターたちの心情や物語の進行に重要な役割を果たしています。
 

範馬勇次郎がジョッキで一気飲みしたポートエレン

ポートエレンは、アードベッグと同じアイラウイスキーに分類されるスモーキーなクセのあるウイスキーです。

1983年に閉鎖された蒸留所で、現在では非常に希少なウイスキーとなっています。


このエピソードでは、範馬勇次郎がバーでウイスキーを注文し、一気飲みをするシーンが描かれています。

勇次郎はポートエレン10年を注文し、その特徴的な飲み方を披露します。

マスターは勇次郎のボトルの逆さ持ちを見て驚き、ジョッキの飲み方を尋ねますが、勇次郎はジョッキとボトルを要求し、底部を握力で持ち上げて中身をジョッキに注ぎます。


そして、ビールを飲むように一気にジョッキを傾けてポートエレンを飲み干します。

ウイスキーのアルコール度数は通常40％程度ですが、このポートエレンはなんと70％のアルコール度数を持っていたのです。

勇次郎の凄まじい握力と飲み方は、普通の人では命に関わるほどのものであり、彼の筋力と戦闘力を象徴しています。


ポートエレンは、そのスモーキーな味わいと高いアルコール度数で知られています。

範馬勇次郎はこの特別なウイスキーを一気飲みすることで、彼の強さと荒々しさを強調しています。

ただし、彼のような特殊な技をマネすることは非常に危険であり、絶対に真似をしないようにしてください。

ウイスキーは適量を守って楽しむことが大切です。